VT250 SPADA 事故車修理 前編

おはこんばんにちは。

先日納車したVT250 SPADA、なんとエンジンブローです。
というか、普通にこけました。恐ろしいね。

納車時

まあ、車体も安かったので、ぼちぼち整備しておりました。

タイヤだけはα14。空気圧は前後2.4,2.9ぐらいで固めておりました。良くわからんけど。
ここに限っては投資で命を買うようなものなので、絶対そうしたほうがいいとして買わせました。

あとはまあ好きなミラー買ったりとかしてて楽しいねとなっていました。

ツーリング日

まだ楽しかった頃。これは友達のR6です。奥にあるのがSPADA。

で、山で転けてドクターヘリで運ばれていきました。
山から病院まで2時間半は掛かったのに、ヘリコプターなら15分らしい。早すぎだね。

ていうか、今行政処分でこのドクターヘリは使用停止処分らしい。絶対転けてはいけない。

引取

取り敢えず知り合いのガレージで預けさせていただいていました。

まあ、フロントフォークからホイールまで全損。
押された衝撃で、ラジエターも破損。

左右にコケたみたいで両ステップとも破損。タンクも金玉の部分に大凹み。うわあ。というような感じ。

ウチでササッと直すので、壊れたのは修復考えずに交換で行きます。

フロント交換

某オークションでフロント周りを安く購入出来たので、交換します。

SPADAはバラすのはそんなに難しくないです。基本的な工具があれば、簡単にばらせます。ただこの状態は不安定なので慣れてなかったらやめましょう。慣れてるのでサクサク外します。

だだ曲がり。ホイールに至ってはリムめくれまで。中々の大事故。久々にこういうパーツ見ましたね。

アクスルまで曲がっています。これは流石に修正無理かなあ。抜くのも一苦労でした。

取り急ぎ、買ってきたホイールにα14を履かせます。柔らかいタイヤ大好き。大体10分ぐらいで交換。

サクサクと戻してこれで押し引きが簡単に出来るように。

別日

マフラー、ステップ等、左右に飛び出ていて保管が手間取るので全部はずします。ラジエターもこのときに外しました。

エンジン降ろし

暑い中、作業開始しました。

エンジンハンガーにアクセスするまでは非常に整備性が良いです。やはり天下のホンダ。ずっとこうあってほしいのですが。

ちなみに外すまでのステップは以下です。ご参考までに。

  1. ラジエターを外す。
  2. マフラーを外す
  3. シートを外す
  4. タンクを下ろす
  5. エアクリーナーボックスを分解して、ファンネルまでアクセス
  6. スプロケットを外して、チェーンも外す
  7. 配線関係を抜く
  8. クラッチワイヤーをモンキーなどを用いて外す
  9. エンジンハンガーを各種緩める、左右で場所が違うので注意。

以上です。初めてやった作業でしたが、分かりやすくすぐにばらせました。

問題はハンガーを緩めたあと。

つつつつつ、詰んだ。

左右に付いているエンジンハンガーが邪魔で左右に引き出せません。抜くとしたら、前からか下からか。打ち上げ花火かよ。

エンジンジャッキも最終邪魔になりました。いい感じにずらして行ってジャッキを抜きます。
その後、車体を丸ごと持ち上げて横に動かしてエンジンを抜き取りました。これが男のパワー下抜き。

友達居たら楽ですよ。

タンクとかシートとか戻して、置き場所が邪魔にならないように車体に戻します。

降ろしたエンジン

さて、下ろしたエンジン。何がだめか。

まずは転けたときにアンダーを打ったので、オイルパンが死亡しています。またチェンジペダルも大きく打ったみたいでミッションが3速より上下しないバグに陥る。

オイルパンが死亡している関係、下にオイルがダダ漏れです。かといって全部抜けきるわけでもなく非常に厄介。

取り敢えず始動には問題なさそうなのか確認するため、ヘッドカバーを開けます。めっちゃキレイ。やっぱ打ったのは下だけなのかな、とは思いました。この時点で、オイルパンを開けて確認することを確定。

オイルパンを開けて下から確認。ミッションに特にダメージはなく、欠けとかもなく。

ただシフトドラムが噛み込んでいるだけ?のようでした。ただ、溝を超えているとかでもなく、ちょっと強めに当たっているような感じ。オイルパン側から見てるだけなので、中々簡単ではなかったですが。

こちょこちょとチェンジペダルシャフトを弄りながら、ドラムを叩いていると無事復活。
机が汚くてスミマセン、当時触っている車両がめちゃくちゃ多かったので大変汚れています。

これで予備エンジンを購入しましたが、このエンジンが使用出来ることが分かりました。

パーツの選定、発注

直さねばいけない部品は以下。

  • フロントフォーク
  • ホイールベアリング
  • ステムベアリング
  • ブレーキ前後
  • エンジンのシール抜け
  • キャブ

ぐらいです。実質殆どレストアですね。

中古部品で揃えなければいけないのは

  • ラジエター
  • ステップ
  • ウィンカー
  • ミラー

といったところ。ほんとにレストアだ。

次回はこれらの部品をレストアしている様子をお届けします。

それでは、読了ありがとうございました。

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