おはこんち。
昨今ではN1コンピュータもN2コンピュータも手に入りづらくなってきましたね。
某オクではN1相当品のECUも売られていますが、私は現在これを使っています。
でも、ちょっと燃調なりが純正っぽいんですよね。点火角度や、ブーストマップは純正より拡張されている感覚がありますが、、、
こうなってくると、気軽にチューニングも出来ないですよね。
サブコンを買えば、となりますが頼りのe-manageも販売停止で手に入りません。
いざ買ったとしてもいくら掛かるのでしょうか、加えてセンサーなども、、、ってなると益々。
勇み足してもエンジンが壊れるだけで損ですし。
ってことで、今回はROMを改良して、N1相当からN2相当に書き換えればいいんじゃね(細かいところもromでセットして季節的なところをやっすいサブコンで合わせればいいのでは)理論ということで、ROMの解析を行いました。
あくまで、私が行ったアプローチなのでご参考程度にお願いいたします。
買ったもの
AliExpressでTL866IIを購入しました。いわゆるROMリーダーってやつです。EPROMを読み取る専用で購入しました。
こいつをPCで制御するにはXGECUというソフトウェアが必要なので、こちらのサイトを参考にして導入しました。
吸い取り
IC側となってる方に詰めて吸い取りしました。
大体こういう画面ですね。詳しい操作方法は省きます。必要であれば別記事で詳しく書きます。
吸い取りが終わればBINファイル(バイナリ)が出来ますので、そちらがマップデータ等が入ったデータになります。
これは予備データになりますので、バックアップとして保存も出来ますし、今回の解析の元データともなります。
バイナリファイルの解析について
バイナリファイルを解析するにはStirlingが便利です。
こちらも細かい操作方法は省きます。
中身のデータはこんな感じで設置されてます。
ぶっちゃけこれだけじゃ何も分からない!んでしょうけど、並びデータをエクセルなりで並べながら見ていきます。
10進数に並び替えたりしてると、それっぽい並びが出てきたりします。カラースケール使うと視覚的に追いやすくなるのでかなり便利ですね。
こちらは一応企業秘密かもしれないので、一部消しておきますね。
そんな感じで
燃料マップと点火角度マップを特定します。
マップを実際に見るのに使用したアプリケーションはTunerProになります。
無料で使えて、直感的なので、、、XDF(定義ファイル)は存在しないので、自分で作成していく流れになります。
大体こんな感じですね。こちらも同様に隠しておきます。何があるかわかりませんし。
他の箇所は特定出来てませんが、、、もし特定するなら純正MPUからプログラムを吸い出して解析する必要があるかもですね。
なお、巷ではROMアドレスが出回ってるとか、、、私のも確認しましたが若干違ったりとかで結局細かい辻褄は合わせる必要がありました。
まとめ
調べているとF6AのROMは制御の細かい違いは車種ごとにあれど、マップの書き方はほぼほぼ同じなようです。
また、通常の16進数エディタだとズレが発生するらしく、読み方が若干特殊なようでした。(とは言っても十分TunerProで対応可能です)。
未だこれで商売をしている方が居るので大きく言及は出来ませんが、ヒントを出すなら点火マップと燃料マップは大きさが違いました。
私も現在詳しく調査中ですので、情報交換が出来れば嬉しいです。
ではまた。