【DIY】R134aエアコンホースの加工・自作の総まとめ【失敗と成功】

こんちは。

旧車(?)に乗っているとエアコンホースがねえ!ってなって、こんまま暑いくらいなら手放すか~ってなってる人多いかもしれません。

もしくはR12仕様のエアコンシステムが載っていて、「いやいや、自分はR134aにしたいんすよ!そっちのが冷えるし」と酔狂な気狂いもいることでしょう。

今回はエアコン用カシメツールがない人向けのエアコンホースの自作について、私が研究した内容を書いておきます。主にR134aに絞って記述していますので、まだまだ現役の冷媒の専用ホースを作っていきましょう。

パテ盛り

パテはGM8300を使用しました。

R134a用のエアコン配管を持っている車両のホースをグラインダーで切断して表面を荒らして、キッチリ位置合わせしたら中に薄肉アルミパイプを通してパテ盛りしていきます。

表面を平滑化して、内部の気泡を無くすためにテープを貼ってよりカチカチに。
GM8300は表面硬化後、約80-100℃で1時間2時間程与えることで、本来の強度が発揮されます。

段ボールで適当に箱を作って、そこに430℃程度の温風を注ぎ続けました。

結果. 敗北

敗因としては、微振動に弱くピンホールが空いてしまうこと。アルミパイプで補強していなければエアコンホースの取付時に横の応力が働くので綺麗に破断します。

溶接・パテ盛り

次は溶接を試していきます。
とはいえ、私はTIG溶接機を持っていませんので使用するのはアーク溶接機です。

え?アーク溶接でアルミの溶接が出来るの?と思うかもしれませんけど、ヤ◯オクにそういった商品が売っているので調べてみてください。

溶接ではなくハンダに近いです。

棒はあくまで差し込みとして、メインとしてあるものを使うと綺麗にアークが発生して、溶接として使用が出来ます。ただし、なめ付と変わらないので引っ張ったら取れます。それを棒で溶かし込む感じ。厚みが1mm程度しかないので、20Aで優しく、かといってこいつに甘えを見せてはいけないのでビビーっと。

ある程度盛れたら削り落としてGM8300をパテ盛り。
施工は先程と同じ。

結果. 敗北

敗因としては、溶接で繋げた場合のピンホールをどうしてもパテでは埋められない。エアブローで試すと分かりますけど、目に見えないレベルの微細な穴からぶくぶくと貫通してきます。これは駄目だね駄目よ駄目なのよ。

ホースの自作

もはやこれは禁忌。

調べるとあんまり専用のカシメ以外で作っている人は居ない。まあそりゃそうですね。大気開放しちゃ駄目なんですもの。

でも僕は絶対的な自信がありました。

まず、ヤフ◯クで売ってるエアコンホースを買います。内径はぶっちゃけなんでも良いと思います。元のを図って次に紹介するフィッティングとの兼ね合いで選んでください。

アリエクからエアコンフィッティングを買う。大体規格が決まっているので、持ってる物から測りましょうね。僕はr134aホースを千切って前哨戦を敗北したのでデータが有りました。

いやいやカシメどうしますん

外車に主に使われてるホースバンドがありやす。

海外で製造されているエアコンホースの中にこういった形でカシメられている物があります。大体は2個リングが連結されているんですが。これも2個通して別々でカシメたら大差ないですね。ズレが怖い?3Mの1215でもかしめる部分に塗っておけよ。(10MPaまで耐えるガスケットです)

結果. 勝利

EA11R向けに廃盤となったサクションパイプ系を補修するために作ったものですが、漏れが一切ないです。中華のフィッティングは自由にくるくるネジ止め部回せるのでどんな取り回しでも何とかつきやすいです。結構便利。アフィさせて。

まとめ

エアコンホースをR134a化するにはTIG溶接でしっっっっっっっっっっっかり溶接するか、お手軽に自作しちゃいましょう。

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