こんにちは。
今回は依頼品です。
関東のお友達の親父さんがジレラランナーを乗っているらしく、社外のチャンバーが穴が空いて使い物にならないと。
専門店に任せるようなバイクでもなしに直せるなら直してっていう依頼でした。
届いたブツの確認
まあ写真取る前にある程度磨いちゃったりしたんですけども
まあポツポツと凸凹がありーの、割と大きめな穴で空いています。
今回の希望がなるべくキレイに、でも穴は塞いでくれ(むちゃくちゃ言いよるな)
ということだったので、元を切って鈑金して溶接って手法は出来ないです。
地道に溶接保って削ってを繰り返して板厚を厚くしていきます。
賽の河原、開始
取り敢えずガンガン穴を埋めるように溶接していきます。板厚が0.6mm以下になってるところはアーク当てるだけで消えてなくなります。
電圧は高め、電流は低すぎると駄目です、ほんの少し上げる必要があります。
半自動溶接機でこんなことやってる馬鹿あんまりいないですよね。しかも中華。国産ならだいぶやりやすいとは思います。
盛った部分をグラインダーで慣らします。普通にキンタマで慣らしたりました。地金すら若干削ってそうだけど、まあ仕方ない。次穴空いたら諦めてくれ。
ひたすら盛っては削ってを繰り返すと穴は埋まります。ですが、賽の河原とは穴のことではなく、凸凹のことでした。
埋まらない凸凹
大きめな凸凹も小さめな凸凹も等しく凸凹です。
あんまりグラインダーで追い込みすぎるとまた穴が開くので、擦るタイプのサンダー?って言うんですか?張替え式ペーパーのやつ。で、ひたすら金属の波を追い込んでいきます。
・・・・・・・
終わんねえマジ。
パテ盛ってやろ。
パテ盛り
ここからは写真がありません。
ほんとは全部溶接で済ませたかったのですけども流石にワイヤー代もグラインダー砥石代も馬鹿にならないので(今回は依頼と言えども依頼金貰ってないしで)、マフラーパテで誤魔化します。
パテ盛りしたら耐熱塗装もしといてほしい、なんてワガママなオーダーが。
無料だぞ!こちとら!
ということで、いい感じにパテで慣らして黒色耐熱塗装塗っといてあげました。なんていいやつなんだ俺は。
後日
ちゃんと動いたよーってことで動画送られてきました。排気漏れなさそうで何より。
お疲れ様でした。
読了、ありがとうございました。